“東日本大震災” 「心の復興」果たすまで

与党第12次提言へ議論
党加速化本部

与党第12次提言案について意見を交わした党加速化本部=28日 衆院第2議員会館

公明党東日本大震災復興加速化本部(本部長=赤羽一嘉幹事長代行)は28日、衆院第2議員会館で会議を開き、自民、公明の与党両党が政府へ近く提出する予定の復興加速化のための第12次提言案について党内議論を行い、今後の対応を赤羽本部長に一任した。 冒頭、山口那津男代表があいさつ。公明党が毎年、福島県で開催している復興加速化会議を今年は3月2日に実施する予定だと述べ、「私自身も提言に向けて現場感覚をしっかりと捉えていきたい」と力説した。 赤羽本部長は、東日本大震災を風化させないよう提言に思いを込め、個人の尊厳が尊重された「心の復興」を果たすことが大切だと強調した。 会議では、2021年度からの「第2期復興・創生期間」が残り2年であることを踏まえ、これまでの進捗を整理し、今後の課題に対する取り組みを進めるよう政府に提言することを確認。東京電力福島第1原発の処理水の処分や住民の帰還、昨年4月に設立された「福島国際研究教育機構」の今後の整備などについて意見が交わされた。