4車線化 早期に着手 福島沖地震の復旧

                                公明新聞 2021年2月22日より

赤羽一嘉国土交通相は21日、福島県庁で内堀雅雄知事から同県沖を震源とする地震に関して緊急要望を受けた。これに対し、同地震による土砂崩れで17日まで通行止めとなっていた常盤自動車道の相馬-新地インターチェンジ(IC)間を早急に4車線化すると明らかにした。

赤羽国交相は、相馬-新地IC間の復旧現場を視察したほか、JR福島駅東口の高速バス乗り場で、一部区間運休に伴う東北新幹線の代替輸送の状況を調査。公明党の伊藤達也、真山祐一の両県議が同行した。

赤羽国交相は、同区間が暫定2車線であることに触れ、「4車線なら、通行止めは回避できたのではないか。早急に事業着手できるよう指示した」と語った。また、東京電力福島第1原発事故の被災地を通る常盤道・広野-浪江IC間の4車線化についても来年度の事業化を目指すと明言。「政府にとって東日本大震災からの復興は1丁目1番地のテーマだ。できるだけのことをやりたい。」と復興加速への決意を述べた。