渋滞、安全対策を強化へ

中野洋昌国土交通相(公明党)は29日、兵庫県西宮市の国道176号(名塩道路)の4車線化工事の進捗を巡り、関係者から説明を受けるとともに現場を視察した。赤羽一嘉副代表、高橋みつお参院議員(参院選予定候補=兵庫選挙区)、地元市議らが同行した。
名塩道路(総延長10.6キロ)は、慢性的な渋滞の緩和や交通安全対策、大雨時の交通確保が目的の拡幅やバイパス工事が進行していた。しかし、工事用道路の掘削中に大きな岩塊の落下や硬質岩が出現するなど、当初想定していなかった地山状況であることが判明。関係者によると2026年春の開通予定を見直し、詳細な地質調査などを経て、工程精査を行うという。
中野国交相は「工事の安全第一に努めながら、一日も早い開通を後押ししたい」と述べた。