和倉温泉が観光の中核
党加速化本部、中道・赤羽氏ら要望聴く
国と地方の連携で能登の創造的復興を前へ――。公明党能登半島地震復興加速化本部(本部長=上田勇参院議員)と中道改革連合の赤羽一嘉副代表らは23日、石川県七尾市内で和倉温泉の旅館関係団体などから、発災から2年半が経過し、被災地が直面する諸課題を聴き取った。党石川県本部(代表=谷内律夫県議)の各議員も出席した。

冒頭、赤羽氏は発災から2年半が経過し、徐々に復旧から復興へと向かう中、最近では建設費の値上がりなどの懸念もあると指摘。役人目線に陥ることなく、実施されている支援策が現場の実情に合った政策とする必要性を強調し「最後まで被災者に寄り添い、復旧・復興に向けて全力で走り抜く」と決意を述べた。
今後の能登地域の観光戦略について和倉温泉観光協会の奥田一博会長と和倉温泉旅館協同組合の谷﨑裕理事長らからは、和倉温泉を中核にした観光・交通・防災を一体的に実装する「能登里山里海観光特区」創設を提案。能登地域の創造的復興に向けて、街の再編や人が巡るための交通ネットワークの仕組み作りを進める上で、同特区の創設が不可欠だと強調し、具体化に向けた後押しを求めた。
■資材高騰、なりわい再建の支援必要
和倉温泉の旅館再建費を巡っては「資材の高騰などにより、新築でオープンした施設でも当時の建築費から2倍近くに跳ね上がっている」と指摘。現在のなりわい再建支援補助金の上限では不足していることから、物価高騰に対する追加支援を要望した。
このほか七尾、羽咋、穴水の3市町の首長らからは、インフラ整備や液状化対策への財政支援に加え、雇用維持に向けた支援などの要望も聴取した。
その後一行は、県漁業協同組合七尾支所の竹内大生さんらと意見交換した。
竹内さんは、発災後に生息環境の悪化でナマコの不漁が続くことを背景に七尾支所がブランド化に注力する養殖カキ「七尾牡蠣」を巡り、養殖カキの種の高騰などを理由に入手しづらいことから「安定的に供給できる体制を整えてほしい」と主張した。その上で、保険制度の拡充など新ブランド化に向けた手厚い支援を訴えた。