4日、東京都大田区の羽田空港を訪れ、空港内での新型コロナウイルス感染症対策などを調査し、関係者と意見を交わした。赤羽国交相は、搭乗手続きにおける非接触化の取り組みで、PCR検査の陰性証明書をスマートフォンのアプリで表示し、手続きを行う実証実験を視察した。また、7月からの本格運用を目指している顔認証技術を活用した搭乗手続きを確認。担当者から、顔写真を登録した以降の手続きでは、パスポートなどの提示が不要となり、「手荷物預け、保安検査場を『顔パス』で通過できる」と説明を受けた。そのほか、ミドリムシ由来のバイオジェット燃料が初めて導入された飛行検査機なども見て回った。視察後、赤羽国交相は「海外が陰性証明をデジタル化する大きな流れだ。必要不可欠な対応であり、官民一体となって力を合わせていきたい」と述べた。