2001/04/04
芸予地震で現地視察  呉市長(広島)らから要望

 

 

 衆議院災害対策特別委員会の芸予地震調査派遣団は4日、大きな被害を受けた広島県呉市を訪れ実情を聞いた。これには災害対策特別委員長の赤羽かずよし衆議院議員のほか、公明党から同委員の西博義氏や党中国四国地震災害対策本部事務局長の斉藤鉄夫衆院議員が参加した。

 一行は市役所で小笠原臣也市長らと会い、同市長から(1)同市は急傾斜地が多い(2)石垣など人工擁壁(ようへき)の崩壊で、降雨などによる二次災害の危険性が高い(3)擁壁の多くが民間所有のため復旧支援の制度がないなど、被害の実態について説明を受けた。

 次いで同市長から、民間所有の人工擁壁復旧や、二次災害発生のおそれのある被災家屋の撤去や移転支援のための制度の創設などの要望が出された。

 その後一行は、がけ崩れによる土砂や岩で園舎の一部が損壊した同市両上2丁目の第一保育所(久保下節子園長)で関係者から、現在近くの市立両上小学校を間借りして保育を行っているなどの窮状(きゅうじょう)を聞いた。

 終了後、赤羽かずよし委員長は同市の現状について「現行法では対応が難しい」とし、具体的な対応を協議する考えを表明した。