2007/3/28

○赤羽委員 公明党の赤羽一嘉でございます。  本日は、株式会社日本政策金融公庫法案ほかに関する質問を、三十分でございますが、行わせていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  まず、今回の政策金融改革の目的は、改めて言うまでもないことでありますが、民間の金融活動の補完を行うことを原則として、政策金融の機能を政策の必要性が明確なものに限定し、肥大化した公的金融の規模を縮減することである。この政策金融の機能とは、一定の政策目的を達成するために、民間金融のみでは適切な対応が困難な分野に対して資金供給を行うものである。  ただ、これまでの国会審議を見ておりましても、政策金融機関のスリム化は重要である、しかしながら、政策金融が本来果たすべき機能の維持、体制の整備も大事である、こういった旨の指摘が多く見られているというふうに了解しておりますし、私も、昨年六月に決定された政策金融改革に係る制度設計における基本視点として掲げられている「国が担う機能としての政策金融の的確な実施」から「国際金融部門の国際的信用及び主体性の確保」までの五項目が忠実に実行されることは、大変大事な、重要な点であるというふうに考えておるわけでございます。  きょうは、この点について後で具体的なテーマとして確認をしたいんですが、要するに、政府系の金融機関をスリム化するというのは大事だ、しかし、これは、徹底的に、原理主義的にどこまでやるの、政策金融の機能として大事だということを言われているけれども本当に守られるのかどうかということが、やはり相当懸念があるのではないか。  先週の委員会でも同じような質問が何回も出ているかもしれませんが、渡辺大臣から、この点についての大臣の腹づもりをお聞かせいただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 赤羽先生御指摘のように、民業補完という観点は譲れない線だと思うんですね。  今回は、民間金融機関と政策金融との機能、役割分担、これは相当の検討を重ねて考えてまいりました。新公庫に残すとされた業務については引き続き国が責任を持って実施していきますということ、これは自明でございます。したがって、新公庫において政策金融が適切に実施されるということとともに、効率的で透明度の高い運営がなされるという観点を行革大臣としては見てまいりたいと考えております。
○赤羽委員 わかりました。ぜひ効率的、透明度の高いということで、しっかりとフォローしていただきたいとまず申し上げておきたいと思います。  ちょっと順番が逆なんですが、一問だけ次に質問させていただきたいことがございます。  実は、政府系金融機関の改革の議論が与党内から始まったときに、一つにするのか二つにするのかというような、そういう組織設計の話をしているときに、私、常に党内では申し上げていたんですが、政府系金融機関で働く人たちの立場の議論というのは余りないんですね。機能論とか何かということなんですけれども、中で働いている人たちのモラールが非常に不健全になったり士気が上がらないとなると、どんな組織にしてもうまくいかないだろう。  今回、いわゆる国際金融業務を行うフィールドと、今の国民金融公庫なんというのはまさに一件十万円とかそういったところの細かい話と、何十億とか何千億というプロジェクトファイナンスみたいな業務と、自転車で商店街のところに行って一件十万円の月の繰り越しの融資みたいなことをやるという、それを一つの機関でやって、一つの機関で多様な人材を養成するということは、言うほど簡単じゃないと思うんです。  信用金庫と総合商社とが一つの機関になって、学生の立場に立ってみると、どういう人がこの新公庫に入ってくるのかと。入ってきた中では、語学を熟達させなければいけないというカリキュラムもあるでしょうし、語学なんというのは全く関係ない、必要ないということもあるだろうし、留学もさせるグループもなければいけないし、留学なんか必要ない、それが一つの同期入社の中でそういう色分けをするということは、モラールダウンに簡単につながりかねない。  今、現状の公庫とJBICとかいうところの人たちが一緒になるというのもそうたやすくないと思いますが、新しく採用したものをどう人材育成していくか、この辺は非常に難しい問題であり、私は、本当はここが組織論を論じるよりもすごく大事な視点だというふうに思っておりまして、いろいろな、新しい組織に向けてのテーブルというのはできているんだと思うんですけれども、ぜひこの点について、現場の声をまずよく聞くというところから始めて、やはり現場の人たちが幸せに仕事をしていける環境を整えることが非常に重要であるんだけれども、案外、国会の審議では余り語られていないのではないか、こういうふうに感じるんですが、この点について渡辺大臣の御所見をいただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 大変大事な御指摘をいただいたと思います。  今から十何年か前に旧輸銀と旧OECFを統合して今のJBICができたわけですね。今回はこれを離婚するわけであります。どうも、この二つの組織が同じ建物の上と下にありながら内部の融合がうまくいかなかった。その教訓はよく学ぶ必要があると思うんですね。業務の中身も違いますし、哲学も違ったのかもしれません。  しかし、こうしたものについては、無理やりへ理屈をつければつけられないこともないんだと思うんです。大事なことは、やはりマネジメント、一種の人心収らん、これができているのかできていないのかというところは非常に大きなポイントだと思います。したがって、今、赤羽委員の方から、現場の声を聞くようにという御指摘は、まさにそのとおりだと私も思います。  今後の制度設計に当たりましては、それぞれの分野の専門性が損なわれることのないよう、職員の配置や育成の面で工夫を行ってまいりたいと考えます。また、新公庫の役職員が高いモラールを持って業務を遂行していけるよう、明確な事業計画の策定や適切な評価も重要なことと思います。  いずれにいたしましても、現場の職員の声はよく聞くということは基本であろうかと思います。
○赤羽委員 こういった部分は、有識者会議を設置するみたいな議論は、予定はあるんですか、この点については。
○渡辺国務大臣 この問題についてということではございませんけれども、行政減量・効率化会議のもとでワーキングチームをつくりますので、その中でこうしたことも議論にはなろうかと考えております。
○赤羽委員

 ちょっと言わずもがなで、余計なことかもしれませんが、今、JBICの輸銀と基金の問題というのは、真実はどうだったかよくわかりませんけれども、随分いろいろなことが報道されておりまして、そこにかかわってくるような人が、結構、有識者と言われている人もそこに介在されていたりとかしていた事例があったと思うんです。こういった人がまたその有識者会議なるものに入っていて、余りフェアな、中立的な意見じゃないものが反映されないように、繰り返しになりますけれども、現場の職員がスポイルされないような形でぜひお願いしたい。  リーダーというのは、非常に有能な人が求められる。まあ、渡辺さんみたいな人ばかりがそういうところのトップになるとは思えないので、繰り返しでありますけれども、ぜひその点をよろしくお願いしたいと改めて申し上げておきたいと思います。

 次に、中小企業向けの資金供給機能の維持と、あわせて、中小公庫、今回廃止になります一般貸し付けの廃止の影響ということを質問させていただきたいと思います。

 繰り返しになりますけれども、今回の政策金融改革は、まさに資金の入り口である郵政民営化に続く出口の改革であり、大変重要な改革であるということは、先ほどの認識にも示したとおりでございますが、新公庫においてこれまで中小公庫、国民公庫が担ってきた、いわゆる中小企業向け、零細企業向けの資金供給機能、これはやはり質、量ともにしっかり維持されるべきだというふうに認識をしております。

 イザナギ景気を超える景気回復といいながらも、その内訳を見ますと、まだまだやはり中小企業の状況は厳しいというのは、渡辺大臣また甘利大臣、御両名ともに認識は一致していると思いますし、よくこれは経済産業委員会の議論でも出ますが、銀行の主要行の不良債権の処理というのは格段に改善されているとはいいながらも、地方の実情というのはまだまだであって、地銀また信金、信組、こういった不良債権の処理というのはまだこれからだ、こうも言われているわけであって、中小企業に対する資金供給機能の維持というのは、恐らくその必要性というのはまだまだ当分続くと見るのが妥当なのではないかというふうに考えるわけであります。

 ですから、新公庫、いろいろな、制度改正とか、一般貸し付けが廃止になる、こういった部分はありますけれども、まさに中小企業のニーズに合わせて、しっかりとその資金需要にこたえる体制をつくらなければいけないのではないか。そのためにも十分な財政措置が必要であるというふうに私は考えるのですが、この点についての御見解をいただきたいと思います。

○渡辺(博)副大臣 日本の産業の競争力の源泉というものは、もう御案内のとおり、全国四百三十万社の中小企業であることは間違いございません。中小企業は日本を支える生命線であり、その資金調達の円滑化は極めて重要でございます。  これを踏まえて、行政改革推進法の附帯決議において、中小企業者等の資金需要に質、量ともに的確にこたえる旨が定められております。  新公庫における財政措置については、その業務の適切な実施が図られるよう、政府からの出資、貸し付け及び社債に係る債務に対する政府保証に関する規定が定められているところであります。  具体的な財政措置のあり方につきましては、今後、財政当局等とも協議しながら検討していくこととなりますが、中小企業者の資金調達に支障が生じないよう、十分な財政措置を確保してまいる所存でございます。
○赤羽委員

 次に、危機対応に対する質問に移らせていただきたいと思います。  景気の変化とか、また自然災害等々が起こったときに、その影響を受けやすいのは中小零細企業でありまして、災害とか貸し渋りなどの危機に陥ったときにセーフティーネット機能が発揮されてきたというのが実態であって、現場の中小企業、零細企業の皆さんにとっては、大変助かったという声が強く寄せられているわけでございます。こういったセーフティーネット機能こそ、まさに政策金融として最も重要な機能である、こう言っても過言ではない、私はそう考えております。

 この危機対応業務を行う危機の範囲については、取引企業の倒産、貸し渋りなどを含めて、危機の範囲を狭めることなく、柔軟に、かつ迅速に危機対応の発動をすべきだというふうに考えておるわけでございます。

 今回、危機対応業務ということで、新公庫にも含まれているんでしょうし、新しく今回民営化される商工中金ですとか政策投資銀行についてもその旨が記されているわけでございますけれども、この危機対応業務についての整理の仕方ということも含め、あと私は、いずれにしても、政策金融の縮小の影響が出ないように、これまた十分な財政措置というのが必要である、このセーフティーネット機能こそ十分な財政措置が必要であるというふうに考えておるんですが、この点についての御答弁をいただければと思います。

○石毛政府参考人 お答え申し上げます。  今御指摘ありましたように、中小企業にとりましては、金融秩序の混乱などで信用不安とか、あるいは大規模災害とか、そういう危機によりまして被害を受けた際に、きめ細やかな支援、そういうものがまさに命綱といいますか、そういう形になると思っております。こういういざというときの金融は非常に重要でありますから、御指摘のとおり、これまで政策金融機関が柔軟かつ迅速に対応してきたところでございます。  それで、お尋ねの危機対応の発動についてでございますけれども、新公庫法の中で、主務大臣が、二つの要件、すなわち、一般の金融機関が通常の条件によって貸し付け等を行うことが困難であること、それから、指定金融機関が危機対応業務を行うことが必要であること、そういう二つの要件を認定する場合に発動をするというふうにされております。  この具体的な運用でございますけれども、これまで政策金融機関が柔軟かつ迅速に対応してきたセーフティーネットの融資なんかに典型的にあらわれているわけですけれども、そういうことを十分踏まえまして、今後検討していきたいというふうに思っております。  ただ、こういうことをする上で、具体的な財政措置ということが必要になってくるわけですけれども、私どもとしては、今後、財政当局とも協議をしていくわけですけれども、その危機時において中小企業の資金調達に支障が生じることがないよう、そういう必要な財政措置を確保していきたいというふうに思っております。
○赤羽委員

 繰り返しになりますが、セーフティーネット機能というのは本当に重要な機能でございますので、ぜひしっかりと措置をとっていただきたいということを重ねて申し上げておきたいと思います。  次に、貸出残高の数値目標について質問をさせていただきたいと思います。

 この貸出残高の目標につきましては、対GDP比半減を平成二十年度中に実現するということが決定されているわけでありますけれども、これは、政投銀、商工中金の民営化、また公営企業金融公庫の廃止で達成が確実であって、新たに目標を設定するかどうかが課題になっているというふうに伺っておりますが、私は、金融は政策金融も含めて経済の血液であって、数値目標を置くことが目的になるというのは必ずしも適当ではないんじゃないか、何となくそこは本末転倒なところもあるのではないかというふうに感じるわけでございます。

 中小企業への影響とか、今申し上げたような、機動的に資金需要に対応する必要があることなんかを踏まえますと、もちろん、民間金融での対応状況にも配慮して十分に慎重に対応する必要があるというふうに考えておりますが、この点についての御見解をいただきたいと思います。

○甘利国務大臣

 行革推進法で定められている対GDP比半減というのは、これは確実に達成するということが求められるわけであります。  あわせて、なぜ政府系金融機関の改革をやるかというその原点、原理原則でいいますと、基本的に、政府の金融機関というのは民業補完ということがその使命である。つまり、民間金融機関がちゃんとやってくれるところに出張っていって、それをうちがやるからと政府が乗り出していくことはない。

 ということは、逆に言いますと、民間がやってくれないところで政策運営上必要なところは、カバーしなきゃならないわけであります。でありますから、行革推進法上進められる政府系金融機関の改革がなされたその後について、御指摘のとおり、融資残高は減らすこと自身が政策目的ではないのでありまして、民業がやってくれない、なおかつ政策上必要だというところをちゃんとカバーできるようにするというのが政策目標なのでありますから、だから、そこのところは、新政策公庫というのができたときに、中小企業者の資金需要に質、量ともに的確にこたえられるように、これは附帯決議でも書いてあるわけですね。  それから、中小企業の資金ニーズというのは経済情勢によって変化するわけであります。その変化にちゃんと民間金融がついていってくれればいいんですけれども、ついていけない部分で必要なところはちゃんとカバーしなきゃならないわけでありますね。そういう経済動向の変化、中小企業の資金ニーズ、そして民間金融機関がどこまで対応してもらえるのか、そういうのをきちんと見きわめながら対応していく。  あらかじめ削減する目標を設定してそれに向かってひたすら邁進するということではないということは、委員の御指摘のとおりだと思っております。

○赤羽委員

 どうもありがとうございます。  それでは次に、行政改革の重要方針の基本原則に書かれてあります新公庫の業務に関して、「国策上重要な海外資源確保、国際競争力確保に不可欠な金融」機能について、つまりエネルギー・環境問題の取り組みについて質問を移らせていただきたいと思います。

 現在、世界的に見ますと、資源エネルギー争奪競争は大変激しくなっておりまして、それぞれ各国は官民挙げて取り組んでいる状況であります。我が国もこの資源エネルギー争奪競争にしっかり乗りおくれてはいけないというふうに私は思うわけでございますが、一方、こういった動きの中で、BRICsと言われているブラジル、インド、中国、ロシア、まさに急速な経済成長をしている国のエネルギー消費が急速に今拡大をしている。我が国の常識からかなり外れたこれらの国での非効率的なエネルギー消費、これは我が国の資源エネルギー確保の問題とは無関係ではないというふうに私は考えるわけでございます。

 日本は、国際的にも競争力のある省エネや新エネ、環境改善技術を有しているわけでございまして、この分野において、先進各国が今、プロジェクトを受注しようと激しく国際競争が展開されているわけでございます。日本のこの分野に関して、省エネ、新エネ、環境改善技術を売り込んでいくということは、一つは日本のビジネス機会、技術の発展ということにつながると同時に、地球全体の環境問題への国際貢献という意味で大いに意味がある、やっていかなければいけない問題だというふうに私は思っているわけでございます。

 こういった観点から、新公庫においてもこのような機能が遺憾なく発揮されることは当然であるというふうに私は考えておりますが、まず、この統合される四機関、きょうは農水省は呼んでいませんので、三機関の業務の環境・エネルギー問題、排出権取引への対応といった分野に関する実績について、事務方で結構ですけれども、簡潔に御報告をお願いしたいと思います。

○石毛政府参考人 お答え申し上げます。  中小企業金融公庫の部分についてお答え申し上げます。  中小企業金融公庫は、これまで、環境・エネルギー問題に取り組んでいる中小企業を積極的に支援してきておりますけれども、まずエネルギー対策でございますが、省エネルギーに資する設備を設置する中小企業者の支援等ということで、その貸付残高は、平成十九年二月末現在で一千四百件、三百六十二億円になっております。  それから、環境対策の関係についてですけれども、窒素酸化物の排出量を低減させるためのトラックあるいは建設機械の買いかえの促進、そういうものに取り組んできておりまして、環境対策に係る貸付残高は、平成十九年二月末現在で二千六百件、七百八十四億円となっております。
○玉木政府参考人 国際協力銀行、JBICの国際金融等業務に関する実績についてお答えいたします。  環境・エネルギー問題に資する案件としましては、例えばハンガリーでの太陽電池事業への融資などがございますが、主な案件を合計しますと七百億円程度の実績がございます。このうち、排出権取得に資する主な案件として、例えばブルガリアの風力発電案件事業への融資などがございますし、さらに、排出権取得に資する出資案件もございます。
○香川政府参考人 国民生活金融公庫について申し上げます。  中小企業者向けの環境・エネルギー対策貸し付け及び生活衛生関係営業者向けの環境対策関連貸し付けなどの融資を通じまして、公害防止設備、リサイクル関連設備、省エネルギー設備等の環境保全、改善に資する設備の導入を支援しております。平成十八年度におきましては、二千二百三十件、約百四十億円の貸付実績がございます。
○赤羽委員

 ありがとうございます。  今、政府としても、京都議定書に基づく取り組みが関係機関で進められる中、このエネルギー問題と気候変動問題を初めとする環境問題の一体的な解決というのは我が国にとっても重要な課題である、先ほど申し上げたとおりでございます。

 この中で、今財務省からの御答弁にもありましたように、ブルガリアの風力発電プロジェクトでは、日本企業のすぐれた風車技術が採用されるヨーロッパでは初めてのプロジェクトで、これはさらに排出権も獲得できる案件で、JBICがプロジェクトファイナンスで支援しているといった事例もありますし、排出権でも、アジアなどでの排出権獲得プロジェクトへの支援も進められているところであるわけでございます。

 このような分野というのは途上国の場合が多くて、カントリーリスクがあったり、市場の未成熟による将来リスクなんという点からも、JBICの公的機関が民間を補完するという役割が今後ともやはり期待されることが大きいんじゃないかというふうに考えるわけでございまして、新公庫の国際金融業務としても引き続きしっかりやっていくことが、国益にもかないますし、国際貢献にもかなうというふうに考えておりますけれども、政府として、この点について確認をさせていただきたいと思います。

玉木政府参考人 我が国が比較優位を有しております省エネ、新エネ、環境関連の技術を活用して途上国のエネルギー利用効率化や環境改善に資する事業に取り組むことは、御指摘のとおり、地球環境問題に対する取り組みの観点からも、そして我が国企業のビジネスの機会を創出する観点からも大変意義のあることであり、JBICの国際金融等業務は、これらの分野に対する金融面からの支援において重要な役割を果たしてきたところでございます。  新公庫におきましても、我が国のすぐれた技術によって途上国のエネルギー・環境問題の改善を図るプロジェクトに対する支援に引き続き注力してまいるよう、政府としても努めてまいりたいと考えております。
○赤羽委員

 それでは最後に、新公庫が、金融機関としてのリスク管理について、これも改めて確認するまでもないかもしれませんが、質問をさせていただきたいと思います。

 言うまでもなく、一般に、金融機関というものの業務の前提は信用の確保であると考えております。民間金融機関を補完する位置づけにある新公庫ももちろん一つの金融機関でありますから、財務基盤の充実、資金管理や金融機関としての顧客守秘義務の徹底などが図られる必要が当然あるというふうに考えておりますけれども、これをどのようにして確保していくつもりなのか、最後に行革担当大臣の御見解を伺って、質問を終わらせていただきたいと思います。副大臣で結構です。

林副大臣 お答え申し上げます。  財務基盤でございますが、まず申し上げますと、新公庫の担う業務は、政策金融として国が責任を持って実施していく業務ということで、この円滑な遂行に支障が生じないように、財政融資資金の借り入れ、また政府保証債等による円滑な資金調達に加え、どんぶり勘定で収支差補給をするのはやめるということですが、政策目的に応じた補給金等の国による支援を行う仕組みになっております。  また、簡潔に申し上げますが、職員の秘密保持義務については新公庫法案の第九条に法定をしておりまして、さらに、整備法で独法等の保有する個人情報の保護に関する法律の対象としている等、厳正な服務規律の確保や情報管理の徹底を図る。これに加えまして、会社法が適用になりますので、会計監査人による会計監査、また金融庁による金融検査等を受けることにより、しっかりとしたガバナンスを確保するということで、金融機関としての十分な支援を確保してまいりたいと思っているところでございます。
○赤羽委員 どうもありがとうございました。終わります。