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買いかえのピークが平成十七年度に来て、恐らく平成十八年度で大体おさまるという予測はそのとおりだと思いますが、平成十八年度、今年度末に廃業する会社というのは物すごく出ている。
昨日、兵庫県のトラック協会の皆さんと話していて、平成十八年度、この年度末に廃業届を出しているところが物すごく出ているということが現場の声でありますので、法律をつくった、買いかえをさせるという法律をつくりながら買いかえができなくて廃業しているというのは、僕は明らかに法律として欠陥だと思うんですよ。実態として、合わせていない。これは環境省がつくったからしようがないじゃなくて、やはりトラック業界を所管しているのは国土交通省であり自動車交通局であるから、私は、ぜひこの年度末について、現場の声を聞いて回っていただきたい、これを強く要請したいと思います。
次に、このNOx・PM法について、確かに環境の数値は上がった。私は、環境の数値がよくなったということはすごく大事だと思いますが、これはもともと言っているし、局長も私の主張はよく理解もしていただいていると思うんだけれども、明らかに不公平な法律なんですよ。流入車規制を全くかけてきていない。
ですから、兵庫県の幹線道路である中国道ですとか山陽道、走っているトラックのナンバーは、ほとんどとは言わないが、広島ナンバー、岡山ナンバー、九州ナンバーであるわけです。しかし、彼らは全然対象の地域じゃないから、旧来型の公害をまき散らすトラックを走らせても何も問題はないというのが状況なんですね。一方では、兵庫県の対象地域の、大臣の地元の尼崎市内もそうですし、神戸市内もそうだけれども、そこの事業者はすべて規制の対象になって、環境をよくしなきゃいけないということでやっているわけですよ。
しかし、これは、私は思うんですけれども、需給調整規制緩和をこの数年間やってきた。需給調整規制緩和のそもそもの前提は、自由な競争の土台をつくる、自由な競争原理を働かせるということが本来の趣旨だったはずなんですよ。そして、需給調整規制緩和ということで規制緩和を進めながら、一方ではこんな不自由な、不公平な法律を施行させているということは、明らかに矛盾しているんですよ、この点は。
この点について私はすごく心配しているのは、環境というのは大事だから、日本全国で対応するべきなんですよ。地元のトラック協会も、この法律はいい法律だと。だけれども、全国の全事業者にかけてくれというのが彼らの主張なんですよ。何で私たちだけがやらなきゃいけないんですかと。こんなことをしていると、うちの地域だけ規制がかかっているんだったら、では本社は広島県に置こうとか岡山県に置こうとか、兵庫県の三木とか北兵庫とか対象地域じゃないところに置こうという脱法行為が出てくるんですよ。
それを証明するために、たまたまなんですけれども大臣の地元の記事なので、お読みいただいたかどうかわからないんですけれども、尼崎市長が尼崎の職員に対して奨励賞というのを出しているんですよ。何を奨励したかというと、尼崎市内で今回の排ガス規制等々で使えなくなったバスとかごみ収集車の公用車を他の地域に転売した、千三百万円の売却益を上げた、よくやったという表彰なんですよ。
これはおかしいでしょう。全国地域の環境対策をしなきゃいけないというのに、自分たちのところが使えないからといって対象外のところに売却をする。それをその地域の市長が行革のためによくやったと言って、こんな、全く明らかに考え違いをしているんですよ、この尼崎市長のやり方は。
ということは、なぜかというと、NOx・PM法みたいなくだらない法律をいつまでも置いておくからなんですよ。明らかにおかしい、国交省関係者はみんなそう思っているはずですよ。物流という、流入車という概念のないNOx・PM法なんというのは、私は、環境省みたいな物流がわからないところがつくった法律だというふうにかねてからも申し上げていました。環境をよくするというのはいいことなんだ。しかしそれは、全国のトラック事業者が協力しなければおかしな話であって、なぜ尼崎市内、神戸市内、姫路市内というところだけが規制をかけられて、そして他の地域はその規制の網から外れているか。こんな法律をほっておくから、こういうとんちんかんな市長が出てくるんだと私は思いますよ、正直に言いまして。
だから、このことというのはやはりもう少し真剣に考えてほしいし、行政のところまでそういう、何か自分のところがきれいになればいいんだみたいな話というのは、私は本当に情けない記事だなと思っていますし、これはトラック協会で物すごい怒り心頭なわけですよ。民間企業は大変な思いをして、一台一千五百万ぐらいのを何十台も買いかえなきゃいけないということを、法律を義務づけられてやっている。ところが、官の世界では、尼崎市長は、使えなくなったところ他の地域に売却した、それを褒めたたえている。これはどう考えてもおかしいと僕は思うわけです。
この点どうですか、自動車交通局長として。 |