| 公明党災害対策本部の太田昭宏本部長(幹事長代行)らは17日午後、首相官邸で細田博之官房長官と会い、小泉純一郎首相あての「2004年大規模災害被災」に関する申し入れを行った。
これには河合正智、斉藤鉄夫、赤羽一嘉、石田祝稔の各衆院議員、加藤修一、渡辺孝男の両参院議員が同席した。
席上、太田本部長は新潟県中越地震への政府の対応について、現地支援対策室の設置や災害救助法・被災者生活再建支援法の弾力的な運用、仮設住宅の建設などが、かなりの早さで進んだとして、「激甚災害指定も約1カ月という異例のスピードで適用が決定された」と述べ、政府の迅速な対応を高く評価。その上で、激甚災害で適用されない事業の補助など、予算面での万全な措置を強く要請した。
また、災害ボランティアの活躍に触れ、「復旧・復興にボランティアの人の力が最大限に発揮できるようにすることが大事だ」とし、受け入れ体制の整備や資金の支援などの対策を求めた。
このほか、中越地震対策の具体的な要望として、(1)被災住民への住居希望意向調査を改めて実施し、それに基づく公営住宅整備などの措置を取る(2)早期復興のための取り組みを補完し、必要な資金を機動的に拠出するための「新潟県復興支援基金」の創設(3)学校法人が設置する学校施設の復旧事業を国庫補助対象に――を求めたほか、観光復興、中小企業支援などの対策についても要望した。
これに対し、細田官房長官は「阪神・淡路大震災の時と比べ、スピードアップして体制を整えることができた。公明党の協力に感謝している」と述べ、前向きに検討する意向を示した。
また、太田本部長は今後の大規模災害対策として、公共建築物や交通基盤などの耐震化を促すための助成制度や減税措置の拡充を求めるとともに、「災害が起きた際に人命救助を迅速に行うために、『救命ライフライン』(医療機関、水道、通信、負傷者搬送用ルートなど)の確保が必要だ」と強調し、早急な整備計画を検討するよう強く要請した。
このほか、地方の実情に応じた耐震改修支援策の抜本的な拡充や、自営業者など生活基盤と生産基盤を同時に失った被災者への生活再建支援策、地域の防災力向上へ災害に対する日常活動の充実化や防災教育、行政防災機関との連携の一層の強化などについても求めた。
細田官房長官は、救命ライフラインの確保について「非常に大事だ」と述べ、必要性に理解を示した。 |